「学びとは」第3回 自分の能力を棚卸ししよう

よく「私には無理」とおっしゃる方がありますが、無理というのは、目標が高いからです。
高い目標を持つことは決して悪いことではありません。
でも、高い目標を持つことは悪いことではなく、逆に高い目標をいつも持っているべきだと考えます。

では、どうして、「私には無理」と考えるのでしょうか?
それは「自分にその能力がない」と感じているからです。
本当に自分にその能力があるかどうか、冷静に見つめる必要があります。
目標に向かって必要な能力があるのかないのか、判断することはとても大事です。

たとえば、パソコンのワープロ機能を使って、表が作成できるか?と考えます。
中には、できるという方もあれば、簡単な表ならという方もいらっしゃるでしょう。
簡単な表はできるけれど、と言う場合は、罫線を変えたり、装飾したりができないなら、
次に学ばなければならないのは、罫線を変えたり、装飾したりすることです。

こうすれば、自分のできることがはっきり分かって、何を学ぶべきを知ることができます。

特に自分に自信がない方、ご自身の能力を棚卸ししてみると、自身が湧いてきます。

「学びとは」第2回 大きな目標と達成できる目標を立てる

では、どんな目標を立てて学んで行くのでしょう。
究極の目標は「なりたい自分自身」ではないでしょうか。こんな人になりたい。と考えることはとても重要です。
たとえば、「人の役に立つ人間になりたい。」と思えば、生きて行く上での目標です。
この大きな目標は抽象的でも構いません。

では、この目標を立てたら、次にどうすれば良いかを考えます。
大まかに考えて見ましょう。

人の役に立つためにはどうする必要があるのか?
それは人それぞれですが、たとえば、看護師になりたいと思ったとします。
看護師になるためには、何が必要かを考えます。
看護師の免許を取得しなければならない。
では、どこで看護師の免許がとれるのか?
と順番に掘り下げていきます。

ビルに例えると目標が10階の高さだとしたら、先ほどの手法を用いて、途中の目標を立てみます。
5階まで上る目標を立てます。それでも、高ければ、2階まで登る目標にします。
それでもなお、高い様なら、階段1段分上がることを目標にします。
階段1段分なら直ぐできますね。

できるできないは、自分に自信があるかどうかですが、これは自分の能力が正しく判断できないとなりません。
この点は次回にしましょう。