2019/06/23 松阪電気鉄道第3回(蛸路~射和)

松阪電気鉄道第3回キャプション

研究会表紙(下蛸路~中万)

2019年6月23日日曜日、松阪電気鉄道第3回(蛸路~射和)・射和の町並み散策、射和文庫(竹川家)見学を実施しました。

この日は松阪駅に集合、三重交通バスで蛸路まで移動し、そこから、廃線跡を歩き、射和駅まで歩き、松阪市観光協会及び同専務理事竹川裕久さまのご厚意により、射和文庫(竹川家)を特別に公開いただき、見学させていただきました。お昼前に射和から三重交通バスで、松阪駅前に戻り、徒歩で、松阪市産業振興センターへ移動、食事後、KISEI BENBEN BANDの演奏を楽しんでいただきました。
復習に松電のビデオ上映する予定が、マシントラブルで、急遽、新竹商店と紀勢本線全通の謎に迫る、トークショーを実施しました。
14時30分からは、この日大阪で午前中イベント出席だった、女子鉄アナウンサー久野知美さん、ホリプロチーフマネージャーで鉄道BIG4のお一人、南田裕介さん、そして、当会代表で鉄道名物広報マン福原稔浩のトークショー、物品の販売を実施しました。

当日は30名を超えるみなさんのご参加がありました。ありがとうございます。

当日は悪天候との予報があり、また、松阪駅でバス乗車前に強く降られてこともあって心配されましたが、前半の散策は雨に降られることこともなく終えることができました。

出発前集合写真

出発前の集合写真(松阪駅前バス停にて)

前回までに、松阪から花岡までと篠田山から蛸路までを歩いており、今回は蛸路からのスタートです。

蛸路から下蛸路までは舗装されていないいかにもこれぞ、廃線跡と言う道を歩きます。

下蛸路駅跡では、今まで痕跡を探せなかったのですが、参加者の方から、「これがホーム跡」とお話しがあり、大いに盛り上がりました。数年前に比べて、かなり痕跡も少なくなっているようです。

下蛸路を過ぎると、森の中へ入ってゆきます。

下蛸路~中万路線跡

森を抜けるとどうなるの?(下蛸路~中万 路線跡)

ゆっくり右カーブをとりながら、森を抜けると広がった水田地帯が広がります。日本の原風景といったところです。この辺りは運転士気分で歩いて戴けたかと思います。

説明中

説明中です。

今回は福田が説明をさせて戴きましたので、写真が少なく申し訳ありません。

中万駅跡は全く痕跡もなく、道路も拡幅されて、射和駅跡へ。

射和駅跡

射和駅跡。バスの停車位置が昔は駅前広場になっていた。

予定通り、射和駅跡に予定時刻通りに到着しました。バスは県道から一旦以前の駅前広場に入ってきます。大石(おいし)ゆきと松阪駅前ゆきが同時に入ってくるのを入ってきて、まるでむかしの交換を見ているようでした。

そこから、直ぐ近い、射和の町並みへ。射和は伊勢商人発祥の地です。国分家、そして、今回特別公開いただきました、竹川家など、豪商の商家が並んでいます。

そう考えると、射和に鉄道が引かれるにはそれなりの理由があったようです。

竹川家にお邪魔しました。貴重な資料を拝見すると共に、竹川家ご当主から説明を受けました。

竹川専務理事ご説明

竹川専務理事ご説明

また、素敵なお庭を拝見いたしました。

竹川家のお庭

竹川家のお庭

射和バス停に戻って、記念撮影後、松阪駅経由で松阪市産業振興センターへ向かいました。

射和駅跡での記念撮影

射和駅跡での記念撮影

戻る車内で少し降られましたが、松阪市産業振興センターへ到着。

恒例、特別掛け紙の元祖特撰牛肉弁当を食べて戴き、その後、お隣のライオンスクエアでのKISEI BENBEN BANDによる、駅弁のあら竹イメージソング「カントリー」などの演奏を楽しんで戴きました。

ライオンスクエアにて

ライオンスクエアにて、記念撮影

また、松阪市産業振興センター戻って戴き、松電のビデオ上映とおさらいの時間でしたが、機器故障のため、おさらいと急遽、新竹駅弁と紀勢本線全通60周年の謎に迫るトークショーに。新竹社長、急遽ありがとうございました。

残座トーク

新竹商店と紀勢本線全通60周年の謎に迫る!トーク中

いよいよ、ここで、女子鉄アナウンサー久野知美さん、ホリプロチーフマネージャーで鉄道BIG4の南田裕介さん、そして、当会会長の福原が満を持して登場。

トークショー案内

トークショーの案内

トークショー

久野さん、南田さん、福原会長のトークショー

盛り上がる盛り上がる。あとが決まっているので、やむなく、私が締めてください。とカンペを出しました。

そのあと、久野さんの書籍や、「南田鉄道グッズ」の販売もありました。

会はここで終了でしたが、一般の方への販売、またその後、新竹商店前でのトークショーの延長戦もありました。

【おまけ】

今回参加できませんでしたメンバーで、現地を訪ねてみたい方は事務局までご相談ください。(研究会当日の資料をお譲りすることはできませんが、可能であれば。ご一緒いたします。)

 

当日のお弁当は「あら竹商店謹製 元祖特撰牛肉弁当」に特別の掛け紙を載せました。今回は三重交通さまから資料提供をいただいております。

当日のお弁当の掛け紙

当日のお弁当の掛け紙

当日配布の参加整理券とキーホルダーです。

当日配布の参加整理券とキーホルダー

当日配布の参加整理券とキーホルダー

今回は案内役で撮影ができず、みなさんのご協力を得て、写真を掲載させて戴きました。この場を借りまして、感謝申し上げます。

2019/04/14 吉野鉄道小房線(橿原神宮前~畝傍)

研究会表紙(橿原神宮前駅駅舎)

研究会表紙(橿原神宮前駅駅舎)

2019年4月14日日曜日、吉野鉄道小房線の研究会を開催しました。この日は小房線・吉野線の起点である橿原神宮前駅から畝傍御陵前駅、小房線沿いを歩きJR畝傍駅へ、そして、今井町並み交流センター華甍へ。そこでは当日のおさらいと、今井町の説明をいただき、その後、今井町の町並み散策に出かけました。

今回は40名を越えるみなさんのご参加がありました。ありがとうございます。

当日は悪天候も予想されましたが、前半戦の廃線跡散策中は、ほぼ降られることもなく終えることができました。

青の交響曲と台車振替場

青の交響曲と台車振替場

まずは、橿原神宮前構内から。折しも桜シーズンで、青の交響曲が0番線に入ってきました。青の交響曲の隣には吉野線の起点を示す0Kmポストがあります。

橿原神宮前橿原線側から吉野線を望む

橿原神宮前橿原線側から吉野線を望む

映画「フォルトゥナの瞳」の舞台になった場所の説明。撮影秘話の説明もありました。

駅構内の説明を聞く参加者

駅構内の説明を聞く参加者

改札を出て、駅舎内へ。大和棟の駅舎。内部の装飾などの説明がありました。

雨の心配もありますので、最初に記念撮影を行いました。

今回の記念写真(橿原神宮前駅駅舎前)

今回の記念写真(橿原神宮前駅駅舎前)

いよいよ、廃線跡を進みます。地下通路を通って、台車振替場の傍へ。そこから、橿原線沿いの道を北上します。

畝傍御陵前方から台車振替場を臨む参加者

畝傍御陵前方から台車振替場を臨む参加者

途中、今までの下見でも見逃していた、橋脚跡に痕跡がありました。

畝傍御陵前~橿原神宮前に残る遺構

畝傍御陵前~橿原神宮前に残る遺構

畝傍御陵前駅の下りホームは、よく見るとこちら側にもホームがあったのをうかがい知ることができます。

畝傍御陵前駅の八木西口方から下りホームを見る参加者

畝傍御陵前駅の八木西口方から下りホームを見る参加者

そして、架線柱のジョイント部分に痕跡の残る、八木西口10号踏切横の架線柱へ。ここまでも何カ所かジョイント部分に痕跡がありました。

ここから、小房線は右に折れて、橿原線から離れます。

小房駅跡を進み、最大の遺構のある、橋台跡へ。ここは民地のため、立ち入ることができませんので、敷地外から見学します。

小房線跡最大の遺構の説明を聞く参加者

小房線跡最大の遺構の説明を聞く参加者

このあと、飛鳥川を越えて、線路跡を進み、JR畝傍駅手前の橋台跡へ。

先ほどの橋台跡とこの2箇所が大きな遺構です。

畝傍駅手前の橋台跡

畝傍駅手前の橋台跡

JR畝傍駅南側の線路跡へ。当時小房線は更に南側に構内が広がっていて、小房線のホームもありました。

JR畝傍駅では、今井町町並み保存会会長若林さまとJR西日本の方にお出迎えいただきました。

ここでは、特別に畝傍駅の貴賓室を拝見させていただきました。

なお、京都鉄道博物館では、2019年5月16日(木)から7月15日(月・祝)まで、春の企画展「鉄路を翔けた鳳凰~お召列車と貴賓室~」 が開催されます。企画展の詳細につきましては、京都鉄道博物館のページをご覧ください。

JR畝傍駅前にて

JR畝傍駅前にて

畝傍駅を出発し、近鉄八木西口駅付近の橿原線と桜井線の交差するポイントの説明、桜井線が飛鳥川を越えたところの道路の橋脚の謎の説明を受けて、町並み交流センター華甍へ到着しました。

八木西口付近の近鉄橿原線とJR桜井線が交差するポイントの説明を聞く参加者

八木西口付近が畝傍の中心であったとの説明を若林さんから聞く参加者

飛鳥川の桜

飛鳥川の桜

桜井線の橋脚。左の出っ張りは?

桜井線の橋脚。左の出っ張りは?

振り返り、今井町の説明、トークショーの会場「町並み交流センター華甍」

振り返り、今井町の説明、トークショーの会場「町並み交流センター華甍」

到着後、昼食をいただいて、福原さんによる小房線のおさらい、若林さんとの福原さんのトークショーと続きます。

職場の先輩後輩というお二人のお話は大変興味深く、白熱しました。

小房線のおさらいをする福原さん

若林さんと福原さんのトークショー

休憩を挟んで、今井町の町並み散策です。雨が降ってきましたが、雨の町並みも美しい今井町です。

いくつかの施設をご案内いただき、素晴らしい街だと思いました。また、町並みの保存をするため、いろいろな知恵を絞っていらっしゃること、何年も掛けてここまできたことなど驚きました。

今井町の町並み散策へ

今井町の町並み散策へ

次回、今井町を訪ねるときは「ただいま」といって訪ねてとのこと。はい、私も次回は「ただいま」といって訪れます。

雨の今井町の町並み

雨の今井町の町並み

最後に再度記念撮影をして、解散となりました。このあと、今井町のみなさんとの懇親会も開催されました。

今井町の町並みで記念撮影

今井町の町並みで記念撮影

【おまけ】

今回参加できませんでしたメンバーで、現地を訪ねてみたいかたは事務局までご相談ください。

お弁当の掛け紙

当日のお弁当の掛け紙

当日のお弁当は「あら竹商店謹製 元祖特撰牛肉弁当」に特別の掛け紙を載せました。

なお、三嶋さまから、写真の提供をいただきました。ありがとうございます。

担当として、実はフォントにこだわっております。(笑)

当日配布のキーホルダーと参加整理券

2019/3/31 伊勢電気鉄道第2回(天白~新松阪~大神宮前)

汁谷川橋梁跡

汁谷川橋梁跡

2019年3月31日日曜日、伊勢電気鉄道第2回の研究会を開催いたしました。この日は第1回の南端旧天白駅近くの三渡川橋梁跡(右岸)から、大神宮前駅跡まで、現地での研究会を実施しました。風は強いものの、今回は雨に降られることはありませんでした。

宇治山田駅に集合したあと、一路、三渡川橋梁跡へ。

三渡川

三渡川橋梁右岸で説明を聞くメンバー

三渡川橋梁の時間はちょうど干潮で橋脚を掘り返した跡が見られるはずでしたが、強風のため、水面が波立っており、見ることができませんでした。

その後、松阪地区の近鉄道路を走って、本居神社へ。もちろん、本居神社前駅の傍です。

参拝後、松坂城址へ。ここで、お弁当の搬入をいただき、みなさんで桜を愛でました。

松坂城址の桜

松坂城址の桜

そこで、記念撮影を実施しました。

松坂城址での記念撮影

松坂城址での記念撮影

また、近鉄道路を走って、松阪電気鉄道との接続駅花岡駅跡へ急遽立ち寄りました。

民家の壁となっている橋台跡は松阪電気鉄道の第1回でも見学しました。

松電とのジャンクション駅であった花岡駅跡

民家の壁になっている橋台跡をみるメンバー

本来の近鉄道路はここまでで、近年道路が整備され、東(伊勢方面)へ延びています。

この道を更に伊勢方面へ。省線とのジャンクション徳和駅を通過、上櫛田駅付近の遺構へ進みます。

上櫛田駅跡付近の路盤の跡では、地元の方にお話を聞くことができました。その方がお嫁に来られたのは昭和30年代。もちろん、走っていたのはご存じでしたが、実際の走行風景はご覧になったことがないとのことでした。おかあさん、お邪魔いたしました。地元の方とのふれあいも大切です。研究のために、我々はお邪魔させて戴いておりますが、メンバーのみなさん、ちゃんとお礼を述べていらっしゃいました。

上櫛田駅跡付近の路盤跡

上櫛田駅跡付近の路盤跡

路盤の隣には三重県特有の丸石が使われています。

上櫛田駅跡付近の路盤の崖には丸石が積まれている

上櫛田駅跡付近の路盤の崖には丸石が積まれている

この辺りはいくつか残っているので、徒歩で進みます。

伊勢街道を歩いて行くと空き地があります。(民地です)

ここが上櫛田駅跡です。

上櫛田駅跡

上櫛田駅跡次に進むと、神社の参道から、上櫛田駅方向を望むことができます。実はこの参道、見落としておりました。廃線跡めぐりは行く度に何か発見があります。

ふと足元をみると、架線柱の土台らしきものが。

ここで、この幅では複線は無理。この架線柱の土台はなんで?で盛り上がりました。

これは調べきれる自信がありません。(個人的な感想です。)

上櫛田駅伊勢方の架線柱土台跡

上櫛田駅伊勢方の架線柱土台跡

上櫛田駅から、旧漕代駅跡まではいくつか痕跡が残っています。

倉庫と化した橋脚跡

倉庫と化した橋脚跡

それを見学するメンバー。

倉庫と化した橋脚跡を見学するメンバー

倉庫と化した橋脚跡を見学するメンバー

圃場整備されたり、住宅地となったりしていますが、いくつか痕跡があります。

住宅地の橋で静かに眠る痕跡(橋台跡)

住宅地の橋で静かに眠る痕跡(橋台跡)

櫛田川へアプローチするための橋台跡

櫛田川へアプローチするための橋台跡

このあと、櫛田川の橋梁がこの辺りだったとの説明後、昼食のため、斎宮歴史民俗博物館へ。

寒いので、車内で食事をされる方もおおかったです。

食後、今度は旧漕代駅跡付近の遺構を。

すみません、説明をしていて遺構の写真を撮り忘れました。

旧漕代駅を見学するメンバー

旧漕代駅を見学するメンバー

旧漕代駅付近から、路盤は日本最初の有料国道(参宮道路)になります。

第1回の際、訪れた岩田川橋梁(津興橋)が消えたあとの最大の橋脚遺構が、県道玉城橋橋脚です。

伊勢電気鉄道時代の橋脚をさらに強化したようになっています。

県道玉城橋橋脚

県道玉城橋橋脚

そして、汁谷川橋梁跡跡へ。汁谷川は宮川の支流です。

汁谷川橋梁は説明をしていたので、写真が撮影できておりません。表紙を参照ください。

次に宮川橋梁の右岸へ。お花見のお客さまもおおく、短時間でしたが橋脚跡を見学しました。

宮川橋梁右岸橋台跡

宮川橋梁右岸橋台跡

このあと、伊勢市駅の幻の神代港線を物語る、ジョイント部分の見学、宇治山田駅の見学で無事解散いたしました。

このほかにもいくつか見学をいたしましたが、割愛させていただきました。

参加の皆さん、おつかれさまでした。

今回もたくさんの知識を持ち寄って、みんなで知識を磨く、好奇心をくすぐる、知的な社会科見学でした。

今回参加できず、現地訪問をお考えの方は、事務局までご相談ください。

おまけ

宇治山田駅で遭遇したク12345

宇治山田駅で遭遇したク12345

しまかぜと宇治山田駅旧火の見櫓

しまかぜと宇治山田駅旧火の見櫓

今回のお弁当掛け紙

今回のお弁当掛け紙

記念品のキーホルダーと参加整理券

記念品のキーホルダーと参加整理券

 

2019/3/17 伊勢電気鉄道第1回(高田本山~天白)

研究会表紙(横川橋梁橋脚跡と名古屋線特急12200系

研究会表紙(横川橋梁橋脚跡と名古屋線特急12200系

2019年3月17日日曜日、伊勢電気鉄道第1回の研究会を開催いたしました。この日は高田本山~白塚にある、旧逆川分岐から近くの横川橋梁跡から旧天白駅近くの三渡川橋梁跡まで、現地での研究会を実施しました。

時折小雨が降るなか、大勢のメンバーが参加されました。ありがとうございました。

まずは、津駅から部田変電所跡、部田駅跡を車中から見学。江戸橋駅から今の名古屋線より西側にあった、旧線の道路を進みます。バスを下車後、田んぼの中に残る廃線跡を散策しました。

旧高田本山~逆川分岐、水路橋あと

旧高田本山~逆川分岐、水路橋跡

昭和31年に路線変更で廃止されていますが、まだ残っています。旧高田本山駅跡などを見学しました。

また、文献などで記述のある専修寺(高田本山)のお七夜(おひちや)のときは大変混雑したお話しをいたしました。

旧高田本山~逆川分岐、橋脚跡の見学中

旧高田本山~逆川分岐、橋脚跡の見学中

熱心に研究、説明をするメンバーのみなさん。みなさんの知識の豊富さには素晴らしいです。

旧志登茂川橋梁橋脚跡

旧志登茂川橋梁橋脚跡

江戸橋~逆川分岐の最大の遺構、旧志登茂川橋梁橋脚跡。名古屋線からも見ることができますので、乗車の際は山側に注目です。

写真では名古屋ゆきアーバンライナーが写っています。

現近鉄名古屋線と旧志登茂川橋梁橋脚跡

現近鉄名古屋線と旧志登茂川橋梁橋脚跡

少し離れてみると、こんな感じです。写真には名古屋線上り急行が写っています。

旧横川橋梁橋脚跡と名古屋線上り特急

旧横川橋梁橋脚跡と名古屋線上り特急

こちらは旧志登茂川橋梁橋脚跡から少し離れた場所にある、旧横川橋梁橋脚跡。ほぼ逆川分岐から直ぐのところでこちらも山側に橋台跡を見ることができます。ただし、こちらは川の水位が上昇すると見ることができません。

写真では名古屋ゆき上り特急が写っています。

ここまでは、伊勢電気鉄道時代からの遺構になります。ここから、一気に南下しました。

三渡川橋梁跡の見学中

三渡川橋梁跡の見学中

松阪市三雲町にある旧三渡川橋梁跡。伊勢電気鉄道は津新地より南、大神宮前までは高規格で建設され、複線で整備されました。

ここも、複線で掛けられたため、その痕跡がしっかり残っています。

雲出川橋梁跡アプローチ見学中

雲出川橋梁跡アプローチ見学中

雲出川への橋梁アプローチは、近鉄道路の延長にあります。緩やかな上りで橋脚へ。今は桜が植えられており、春は賑やかになります。

また、雲出川橋梁跡は橋脚に継ぎ足しして、水道管が通っています。

旧岩田川橋梁(津興橋)上流側から

旧岩田川橋梁(津興橋)上流側から

伊勢電気鉄道(近鉄伊勢線)廃線跡最大の遺構が、旧岩田川橋梁です。通称津興橋。元々の鉄道ガーター橋をそのまま、コンクリートを打ってそのまま利用してきました。

というのも、22018年度中には仮橋が完成、来年度に架け替え工事に入ります。

ですので、これが見納めになる可能性があります。

旧岩田川橋梁路面

旧岩田川橋梁路面

道路の状態はこんな感じです。

このほかにもいくつか見学をいたしましたが、割愛させていただきました。

参加の皆さん、おつかれさまでした。

たくさんの知識を持ち寄って、みんなで知識を磨く、好奇心をくすぐる、知的な社会科見学でした。

次回は31日、伊勢電気鉄道第2回の研究会です。特に新松阪~大神宮前は昭和17年に廃止されていますので、残る遺構も少なくなってきました。

出発前に撮影しました集合写真で締めたいと思います。

集合写真(出発前)

集合写真(出発前)

【おまけ】

今回参加できませんでしたメンバーで、現地を尋ねてみたい方は事務局までご相談ください。

終了後、鮮魚ツアーとニアミス

終了後、鮮魚ツアーとニアミス

終了後にタイミングよく、クラブツーリズム主催のツアー列車と遭遇

 

当日のお弁当掛け紙

当日のお弁当掛け紙

当日のお弁当は「新竹商店謹製 元祖特撰牛肉弁当」に特別の掛け紙を載せました。

当日配布のキーホルダーと参加整理券

当日配布のキーホルダーと参加整理券

当日配布のキーホルダーと参加整理券